【2020年上期】コロナ第一波をどう乗り切った?(2/3)

前編に続き、中編となります。ダウが最後のダイブをした3月23日、その動きに絶望したものの翌日にかけて2兆ドルの対策法案への合意期待から約2000ドルの爆上げ。そして、実はこの頃の日経やマザーズはそこまでダウに連動することなくこなれた動きになっていました。水鉄砲と揶揄された日銀の介入もあってかダウの突込みよりも先に底打ちしたような動きを見せていました。

3月のダウ、日経、マザーズの動き

一喜一憂せず、放置するマインドが生まれる

わずか4か月前ですが、3月がはるか昔のように感じます。3月の頭からセルフロックダウンに入っており、週一回程度の深夜の食料買い出し以外ほぼ外に出ない生活を4月末までしていました。毎日お金を使っていないのに、ものすごい資産が減っていく状況はとてもつらかったものの、途中から何も感じなくなっていました。震災前のFXで200万円以上の含み損を抱えていた時の心境にとても似ています。人間どんな状況にも慣れてしまうんですよね。そのため、緩やかに株価が持ち直し始めたころからはろくに株価もチェックせずの状況でした。これが今となっては非常に良かったといえる自身の行動で、6月まで売らずに済んだ。具体的には手持ちの個別株を見ると、3月中旬に底打ちした銘柄と4月上旬にさらに下値に突っ込んだ銘柄に分かれます。3月23日に発生した最後のダウ暴落(今後まだまだやってくるかもしれないので最後という表現は正しくないかも)についていかず上向きの動きをしてくれた個別株のおかげで、よし多分もう大丈夫だろうという心境になり、それまでのように毎日株価を気にしなくなりました。気にしていたらおそらく、含み損が解消された時点で売ってしまっていたでしょう。結果論ですが、そうしなかったからこそこれだけひどい状況をやり過ごした後に利益を上げることができたのだと思います。本当にただの結果論ですが。

2020年3月のETF買い入れ実績【引用】日本銀行のサイトより

一足先に回復してくれた個別株

リボミック(4591)、カイオムバイオサイエンス(4583)、ナノキャリア(4571)このあたりの銘柄が3月中旬に地合いに反して持ち直してくれた銘柄になります。すでに何も覚えていないので、何か持ち直すきっかけがあったのかなと調べてみたらIRが出ていました。新規ライセンス契約や開発絡みのIRです。バイオはこれがあるから面白い!といえる代表的な動きで、地合いが悪すぎる時は一瞬でIRによる高値が吸収されてしまうこともありますが、この時は地合いがひどいからこそ経済的な影響を直接受けないバイオ銘柄を買っておこうという動きの先駆け的な銘柄になったのだと思います。4月以降、コロナやるやる(詐欺)銘柄なども登場し、タイミングよくIRを連発する企業なども現れて、6月上旬までほぼ一方通行で上げ続ける短期バイオ相場が始まりました。

3月中旬にいち早く底打ち反転しホッとさせてくれた銘柄

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