【個別株】3906 アルベルト 初めてのテンバガー銘柄

今日は個別株について主観に満ちた話をさせていただきます。そもそもバイオ投資といっているブログで扱う最初の個別銘柄がIT系のアルベルトである点と、個別銘柄に対する記事なのに業績やテクニカルに基づいた今後の分析と考察ではなく、過去うまくいったことに対する客観性0の自己満足な振り返りでしかないのですが、それでもいいよという方はお付き合いください。

どんな会社?

アルベルトさんは昔からIT系の界隈では有名な会社です。データやシステムを扱うことを売りにしている企業は多くありますが、データを使って何ができるかを考えそれを扱うシステムや分析を行い、お金につなげていくことができる人たちの会社というイメージがありました。中にはハッタリの仕組みをゴリゴリの営業力で売り歩いたり、人に言われたシステムを作るだけの会社などこの業界にはあるので、IT技術を最終的にお金につなげるところまで一気通貫して自社でやるスタイルを昔からもっている素敵な会社です。個人的にも転職活動で少しお世話になったこともあり、親近感もありました。ビッグデータとかDMPとかバズワードに常に絡みながら、データサイエンティストを抱え、AIブームにうまく乗り、世界のトヨタと業務提携することで株価は一気に爆上げ。その後は期待と業績への影響を見ながら株価は小康状態となっています。こうなると、昔の株か1000円とはステージが変わっていますので、投資という点で今から入るのは難しいところがあるのですが、最近ではコロナにおける国の分析業務も受託しているようですし、データを扱った分析のお仕事では自社で手を動かして成果を上げる会社という社会の認知を得られている証拠かと思います。

なぜ買ったのか?

約定単価1000円は底値of底値

2015年2月に初値6000円をつけ7500円まで瞬間的に上がりましたが、そこから下げ続け年末には1000円になっていました。この頃200株(平均1200円)だけ買いました。たった200株ですみません。買った理由は2つ。会社の志に対してさすがにやり過ぎといえるほどの一方的な下落と1000円を割る割らないという心理的な節目で反発が期待できそうなこと。論理的な分析ではなく、主観ですみません。結果的に200株のうち100株は完全に底値で買えたので、この上なくしてやったり感を味わうことができました。

常に付きまとういつ売るか問題

上場からトヨタ上げの値動き

買ってから3か月後の2016年3月、早々に株価が3000円まで上がりました。とはいえたった200株だけなので含み益は36万円程度。ここで売ってもつまらないと思い、そのまま放置しているとあっという間に急落し1000円台に戻ってきてしまいました。しかも理由は会長のインサイダー疑惑。最悪です。この会社は上場ゴールの会社だから、と他社の人たちから揶揄されていたこともありましたが、会長のインサイダーでそういった負の印象がより濃くなってしまったのがこの頃だと思います。その後の1年間は1000円を底に500円の値幅のレンジが続くつまらない値動きとなりました。しかし、2018年5月15日にトヨタと自動運転分野における業務資本提携が発表されるとそこから株価は一気に10倍に。今チャートを見て振り返ると一方的な右肩上がりに見えますが、毎日気持ちよく上がり続けたかといえばそうではないわけで。午前中ストップ高していたのに、突然の売り浴びせが始まり午後はストップ安で引けるなんて日もこの上昇過程ではありました。その日は仕事にならなかったのを覚えいます。また、こういうことが一回でもあるとその後のトラウマになるわけで、余計売り時の判断が難しくなります。そこで、この株で損する可能性はまずないし、所詮200株だけしかもっていない。ならば、ほぼテンバガーとなる1万円を節目として売ろうと自分に言い聞かせました。そして、すぐに10000円を達成。ためらうとまた自分のルールを破ってしまうので、心を無にして売りました。その後数か月程度で15000円を超えるところまで株価が上がったので、いつものあの時売らなければもっと儲かったのに病に悩まされることもありましたが、今振り返ってもテンバガー出来たこと自体が非常に良い経験となりました。2年間資金をロックされてわずか200株なのにバカじゃないのと思うかもしれませんが節目の10倍達成はとても嬉しかったです。

これからどうする

コロナによる暴落の第一波で今年3月には3000円を割り込むこともありました。しかし、昔みたいに1000円台まで落ち込むことはないのではと考えられます。それは、1000円台の頃とはステージが変わっているから。トヨタとの業務提携がいつまで続くかわかりませんが、データ分析においての実績とネームバリューが3年前とは大きく違います。トヨタ以外にも東京海上日動火災保険株式会社やKDDI株式会社など大手に対する支援も行っており、自社プロダクトも持っています。技術をお金に変えることができる人とモノのどちらも持っているので、AIブームに乗っかって株価だけ伸びたような会社とは一線を画す存在であると私は考えています。データサイエンスで未来を紡ぐは伊達じゃないところをこれからも期待しています。といいつつも、投資という点においてまたすぐに買うかというと、比較的状況が安定してしまっている点と低位株を買い株価が跳ね上がった時に刈り取る自分のスタイルには合わないため、状況が大きく変わらない限りは私は手を出さない予定です。

7/22追記

本日の取引終了後に決算を発表。20年12月期第1四半期(1-3月)の経常利益(非連結)は前年同期比7.1倍の1.2億円に急拡大。通期計画の2.9億円に対する進捗率は44.1%に達し、さらに前年同期の9.3%も上回ったとの一報に対し、夜間PTSでは23時現在で7230円まで一時値を伸ばしています。今日の終値が6480円なので750円(約11.5%)ほどの伸びです。昨日の記事では、私は手を出さない予定と書いたばかりですが、買っておけばよかったですw

最後に

個別銘柄について触れていますが、投資を推奨しているわけではありません。あくまで投資は自己責任でお願いいたします。

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